やっとやっとで

かもめ食堂約三十の嘘をみた。
ようやく。
最近、やっとなことが多い。

このふたつの映画を一緒の日に観れたのは、
ある意味、幸運といってもいいんじゃないだろうか。
なんせ、正反対。

映画の中での印象的なことば、
「それは彼女の人生ですから・・・」
「このチームをなくしたくないの、このチームでやっていきたいの」
これ全然違うことば。
上はかもめ食堂、下は約三十の嘘

あと、「ひとはどんどん変わっていくもの」
「これまでと変わらず前みたいに、、」
の言葉も。

独立、自立、リセット。
これからどんどん変わっていく自分やまわり。
新しい土地での新しい未来。

安心、信頼、終の住処。
変わらずともに過ごしていく仲間。
これまでの仲間と新しい関係性。

かもめ食堂には、何かをかかえた、
孤独をもっているひとたちがやってくる。
でも、みんな距離感を保っていて、何があるのか深く探ることもない。
みんな言いたくないことは聞かれても言わない。
友達いないの?と聞かれた青年も。
最後までなんでここで食堂を開くことにしたか言わないサチエも。
なぜここに来たか言わないふたりも。

かもめ食堂はとちゅうの物語。
約三十の嘘みたいに、
ほんとは誰かを求めてみんなで一緒にやっていきたいけれど、
そこにいくまでには自分の中のを整理したり孤独をしることも必要って
ことなのかな。
ふたつの映画をみたら、まさか、そんなに思うことがあるとは。
自分はいまどの位置にいるのだろうかなあ。