-◇- むかし誰かにこれをタマネギだと送ったことがあったけどあたりまえに微妙な反応だったんだよ

まんがの話になって、
花とゆめから出ている漫画はけっこう名作や有名なものが多い。
だけど、花ゆめ読んでるひとって聞いたことがない、って。
うん、いまだ聞いたことない。

花ゆめはまだ続いているみたい。
そう、その中にはかつて、名作パタリロも連載されてて。

パタリロって、スポーツでいうとバドミントンみたいで。
バドミントンてみんな軽くお遊びでやったことあるけれど、
ほんとのルール知らないでしょう。あとほんとはめちゃくちゃしんどいとか。
それと一緒でアニメやってたから、そこそこの年齢のひとは
だいたい知ってるんだけれど、よくは知らない。


ほんとはいいのに。おもしろいのに。
ただのギャグまんがじゃないのに。
けっこうしっかりミステリーとかオカルトとかSFとかなんだよなあ。
理解されようとはすすんでは思ってないけど、たまにこう話をしたくなる。

パタリロを読んだきっかけは、家にあったから。
なんといまもまだ続いているというその漫画を集めているのはおとうさまでしたので、
かえるの子はかえるで読んでた。
ただ、パタリロの話をしたことはなかったなぁ、そういえば。
新刊が出てたら教えてあげてるくらい。
なんか、親子でパタリロの話するって違うくない?て、
いま思えば、どの話がすきなんだろうかと、ちょっと興味あるけど。

「忠誠の木」ていうお話があって。
それが一番すきなお話。

パリのある公園に、忠誠の木と呼ばれる木がありました、
そこからお話は始まる。
パタリロがタマネギと何かのきっかけで過去の世界へいってしまって。
たしか、フランス革命の時代だったかな。
その過去では、戦で混乱をしていて。
そこで、かわいらしい娘さんと知り合う。
しばらく未来には戻れそうにないから、そこで生活をしていたら、
いつのまにかタマネギがその娘さんと恋仲になってた。
あるとき、未来に戻れる方法がわかって、
パタリロはタマネギと戻ろうとするんだけど、
こんな状況の中、彼女を置いては戻れません、
パタリロに背いて過去に残ると言う。
パタリロは人にはそれぞれ違った幸せがあるとそれを認めて現代へ帰った。
そんなタマネギはパタリロに忠誠を誓い、
パリの公園の大きな木に、永遠の忠誠をこめて/タマネギ16号、と彫った。

ていうおセンチな話。
ただのお涙やないかい!

これをね、誰かにおすすめして、いいよね〜て言いたくなるのよ時々。