年をとってすこし感受性がつよくなってきたのです

あ、これだ、!
て入った瞬間に好きだわってわかった。
永井一正ポスター展にて。

いままで全く知らなくって、何気なく会社に置いてあった
ポスター展のチラシを見てこれは、となにかを感じていた。


LIFE(生きる、生命?)をテーマとして、
それを、動物や自然、ひとで描いている。

とても緻密でこまやかな線と、大胆な色づかい。
絵はとても大きいのでその場にいると、迫ってくるように感じる。
色や線やかたちはじぶんの好み。
けれど、ただかわいー(はあと)ではなくて、
生きる、生きている、ともに生きているというのを
しっかりと感じさせられる。

大きなキャンパスの中にぽつんと動物がいて、
I'm HERE.
と書かれた絵があった。
この世界には生きとし生けるものが種類もさまざまで、
それがみんな生きていることがあたりまえに思っている。
いろんなものが、いろんな環境で、
それでいてみんな一緒に生きてるんだな、とふと実感をした。


これらを描いた永井一正というひとは、
83歳らしい。
ちょっとおどろき。
彼には決めていることがあって、
日々進化していくこと(そのような意味のことを言っていた)
同じモチーフは使わないこと

もっとほかにもあるかも知れないけれど、印象に残ったもの。
昔はもう少し違う感じの作風だったよう。
それもマックやらパソコンやらで絵が描けるようになった頃に、
手書きの、こういう線へと変化して挑戦していったみたい。

どこかに満足や安定を求めてしまうから、
変化し続ける意志を持つというのは、とてもむずかしいこと。
また、同じものを続けていきながら、変化をし続けることはさらに。

同じものすら続けることができないわたしには、
まだまだ到達しえない境地だけれど、、、
こう、よい意味で心みだされることが起こった
とてもすばらしいポスター展だった。