ことばことば

会社の若い衆がが最近、「シビア」という言葉を使う。
「それシビアな話やわ。」とか、「〇〇ちゃんがそう言うならシビアやな。」
「あの子シビアだわ。」とか。

意味としては、深刻なだけでなくいろんな意味が含まれている。
ひとつめのシビアは、1年前と友人関係が様変わりしたという話をしていたときに言われた。
「その話はけっこう重い話だから簡単には話しづらい」という意味が集約されている。

もうひとつは、わたしが「これはどう?」と聞かれて「まあまあやな。」と答えたときに言われた。
「普段評価の甘いわたしがまあまあということは、けっこうアカンてことやん」、
という意味がこのシビアに集約されている。

最後のは、あの子はちょっとみんなとは合いづらい、やっかいな感じの子、という意味。


この言葉を聞いたときに、
バックトゥーザフューチャーのある場面を思い出した。

過去にタイムスリップしたマーティーが、過去のドクと一緒にマーティーの両親がが通う高校に来ている。
マーティー「あぁ、ヘビーだ。」
ドク「またヘビーと言ったな。未来では地球上の重力変化が起きてそんなに物が重いのか?」
こんな会話をふたりがしている。

これは過去のドクが未来でよく使われているヘビーを重いという意味でしか知らなかったから、
未来のマーティーが使っているヘビーの意味がわからなかった、ということ。

すごいこのときのドクの気持ちわかるーって言いたい。
むかしは、ちょべりぐ〜とかそんなのが流行ってたけれど、
ほんとに略語とかのレベルを超えて、読解力がないとわからなくなってる。
LINEとかでスタンプのみで会話するから、単語だけが発達していったのだろうかな?