さいきん映画をよくみていたな

のんべんだらりんと日々をすごしておるなか、
マーサの幸せレシピを観た。
夜中の映画はぼんやーりしたふところにすっとはいってくる。

マーサという女性シェフの恋愛映画。
お料理のシーンもあったんだけど、これがまあ、ほとんど目に入ってなかった。
途中でイタリア男が出てくるんだけど、これがまあザ・イタリア男で、
いかにも軽そうですけべそうで、でもかっこよくて、と
すなおでまっすぐなイタリア男から目が離せない。
ああ、わたしたちにはない気質だなー、というのを意識させられる。

観終わったあとに知ったら、これはドイツ映画だった。
どうりでどんより曇り空が多いこと。
イメージだけどなんだか曇ってるヨーロッパ。
ただ、ラストに映るイタリアの空はからっと晴れていたのが印象的。
なるほど、イタリアはね。

どうにも日本人にはない押しの強さのイタリア男の魅力と、
その過程もそうだがむしろラスト以降が気になる映画だった。
ほんわり、という気分よりもちょっとおいしい焼き芋を食べたときの
安心感みたいな気持ちになった。(よくわからん)


と思えば、同じ週、2回REDを観てしまった。
さっきのとは全く違うよね、ハリウッド感ばりばりの
スパイ、アクション、撃ち合い、逃亡、みたいな。
組織、調査、秘密、スパイが大好きなわたしにとっては、
引退した超やり手スパイが組織に追われ、逃亡し、戦って勝つ。
(これはネタバレ、というのでしょうか笑)
その王道な、スペシャリストでエキスパート丸出しはかぶりつき。
何にも考えなくていいからね。
わー!!危ないー!すごいー!!きゃー!ですむこの映画はすごくよかった。
よくよく批評をみれば、あまりよいとは言われていないみたいだけど。
どこを感じるかできっと違うんだろうな。
設定にはほとんど真実味がなくてもOK派なもので。
だってスパイの何か本当かなんてわかりゃしないもの。


スクリームも観たんだけど、これもわー!きゃー!映画だったな。
くるってわかってるのに、叫んでしまう、
これどうしてだろう。
映画に集中すると、テレビ画面の境目がどんどん見えなくなってくる。
中にいる、という感覚はないのだけれど、
箱を観ているという感覚は消えてしまっている。
言うなれば、自分とテレビとの間だけぽこんとバリアに包まれてる感じか。
ひとつ膜をはってほかの声も何もがうすーく聞こえる。
これ、幽遊白書でたとえると、桑原が御手洗に水のぽこんとしたのに
包まれた感じのが近い、、、
て、いらんたとえ。


しばらくは、映画おやすみかな。
ちょっと色々とみすぎて自分の中に層がたまってきた感じ。




ことしはマフィンをつくってみた。
箱は文明堂のをリユース。上からニキのイラストを貼った。