造幣局につとめてるひとは胃潰瘍が多いのかな。

最近気になっている。
ピン札とは何か。

硬貨には平成○年と書いてあり、新旧一目瞭然。
でも紙幣にははっきりとは書いてないからわかんない。

不思議なのは銀行でお金を引き出したら、
基本的にはどこでもピン札が出てくるということ。
てことは、銀行はある一定の枚数のピン札を保管してるってことなのか。
でも、日にどれだけお金をおろす人がいるかはわからないけれど、
それだけの数ピン札を出そうと思ったら、
行内にあるお金がほぼピン札じゃないとむずかしいんじゃない?

なんか、あれかな、
毎日何枚かをピン札と変えてるのかな。
だって、振り込まれるお金は使い古したお金が多いし。
ほら、売り上げとかでも銀行に振り込むのは優先的にきたないお金だし。
となると、全国の銀行から取り替えられるお金に対して、
新しい紙幣が必要になってくるわけでしょう。
そのためには、日々印刷してないと間に合わないわけで。

もしや造幣局は24時間態勢で印刷してるの?
しかも究極に品質にこだわって。
だって、ロットが違うからって少し色が違いました、なんて通らないでしょう。
本や雑誌、包装紙とか見ると、同じものでも多少色が違うことがある。
それは、印刷の機械が違うとか、用紙の質、色ののり方が微妙に違うってこと。
これは売り物としては許容範囲のレベルで。
でも、よく考えてみれば、お札ならべてみてちょっと色が違う、ってなくない?
げ、それ考えたらすごい怖い。

どんな機械使ってるんだ、
どんな緻密さなんだ、
どんな用紙使ってるの、
どんなインク使ってるの、
どんだけ失敗を捨ててるの、
て、疑問があふれる。
どんな色の管理されてるんだろう。
しかも、ホログラムとかすかしも入ってて。
すごいな、ほんとに。

てことは、きっと蟹工船がごとく印刷工の人たちは
寝る間もなく働かされて銀行と取り替えるお金を印刷してるんだ。
来る日も来る日も。
きっと、色鑑定人みたいな偉い人がきて、
はいだめ、はい、これもだめー、とか言われながら、、、
そりゃもう、身代金事件なんてあったら大変、、、

午後5時、警視庁から依頼、
東京の○○区で明日の午前10時までに5億円必要!
連番ピン札で5万枚用意!
連番だから、ちょっとでも間違いがあったら、
シートごとにやりなおし。(まあでも輪転だよね?)
しかも、50000枚を100万の束にするのは手作業。(だと仮定する)
、、、時間なさすぎ!!
あー!しかも最後の束で折り目が、、、、
もうこれはアイロンあてるしかないな。
造幣局のアイロンバスター登場。
浅草のクリーニング屋さんで50年つとめていたところをスカウトされた
吉井ふくめさん(72歳)プロ中のプロ。
彼女の正確かつ丁寧なアイロンでピン札は元通りに。
無事午前10時5分前に納品完了。
死ぬな、この案件。


ちなみに、銀行につとめてる友だちに聞いたら、
アイロンをあててる人はいない、と言ってた。
素直に造幣局へ見学へ行くべきだな。
うん。