師走をかけぬけた後の流しの走りがけっこう大変

このお正月には実家に帰った。

年末のたんじょう日には、苗字をいただいたので
名前が変わってからはじめての帰省。

ああ、この名前はわたしで絶えてしまうのか、、、と
少しは思ったけれど、格別悲壮感があるわけでもなし、
かといって変わったという実感もまだそれほどない。
エステの予約前の名前でしちゃったもの)

この帰省ではテーマをつけるなら地元☆再発見てなもんだろうか。
地元には明石公園という、
櫓とか石垣を残しているけっこう大きな公園がある。
小学生の頃に引っ越してきて以来もう何十年にもなるが、
ちゃんと行くのはほぼはじめて。

昔だったらまーったく興味がなかったけれど、
いまは、知らない場所、見たことのないものは見てやる意識が
高まってきたので公園をみんなで散歩していた。


わたしは兄弟姉妹なしのひとりっ子なので、家族は3人。
仕事が忙しい父は平日ほぼ会わず、母のみと暮らす勢いで
さいころは過ごしていた。
そのせいで普段はもう母とわたしVS 父状態。(よくあるある。)
でも、趣味はどうも父寄り。
好きな本の系統、漫画、スタートレック、好みの音楽、天体、
トンデモ(ノストラダムスとかXファイル系)、、、
会わなかった割になぜか多大に父の影響を受けている。

YMOやシナロケが好きなのも、
ラブサイケデリコと奇跡の地球も父発信だし。
火の鳥パタリロが好きなのも、ポアロが好きなのも、
ほんと、よく考えるとかなりの影響を受けまくっている。

だからこそこんなひねくれたのに育ってしまったんだけれど、、
それはいいとして。
そこからさらにこじれた私には、
マンホールの写真を撮るのがすき、というお気に入りの遊びがある。


これまで明石公園に行ったことのなかったわたしは見逃していた。
明石城限定マンホールの存在。
見た瞬間テンションが上がって、あっ!と駆け寄った。
がしかし、上の文字の部分が砂がかぶっていた。
こりゃきれいに撮るには、砂をはらわないといけないなあ、と思って
はらおうとしてたら、父も一緒にはらってくれた。

こういうわたしがテンションあがっちゃってマンホールの写真を撮るとき、
同行者はだいたい2通り。
いつものことね、とスルーするか、苦笑いでまたやってる〜と見る、のふたつ。

たかだかマンホールにかかった砂を一緒にはらってくれただけだけど、
ああ、わたしのことを本当に理解してくれているひとなんだな、と
一瞬じーんときた。

名前がかわってナーバスになっているのでしょうか。

その夜、ごはんを食べ終わったあとに、
ドラマのノーコンキッドの話になり、まさかの父が見ていて
父とだんなさんのふたりがノーコンキッドの話をしていたことも
また少しジーンときた。
新しい家族、仲よくなれたらいいなあ。