ひみつの花園なんてこわくて行けない

虫がとても苦手。
小さなものから大きなものまで。
おそらくミジンコやミドリムシが肉眼で見えるようなことがあったら、
もうどこも触れないし、息だってできなくなるかもしれない。

おとといは、木からもいできた柿から尺取虫の小さいのが出てきて死にそうになって、
昨日は、田舎で買ってきたみょうがから妙な小さい虫が出てきて死にそうになった。

死にそうになった、っていうのは確かに大げさかもしれないけど、
虫が出てきたときの心臓の心拍数はハンパなく、ぜいぜいきてしまう。
きっと血圧も上がってるんだろう。
毎日これが続くと確実に寿命を縮めることになる。

だんなさんにはヘタレへたれと怒られながら、きのうは申し訳ないながらいっぴきは天に召してもらった。
(あとはお願いしたんだけれど)

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?を読んだあとは、
ぽわっと豆電球がつくかのごとく生きとし生けるものすべてに対する愛情がすこし湧いたのだけれど、
虫と出会いがしらの衝撃といったら、そんな気持ちなんて戸愚呂弟に蹴られた兄者くらい軽くふっとんでしまうもの。
みんな一生懸命生きてるんだよ!と幼稚園の先生に言われるようなお叱りを受けつつヘタレと言われつつ、、
どうしてこんなに苦手なのか。

ほんとうは屋上で家庭菜園もしたいのに。
植物には虫が寄ってくるのばかり気になってしまって手を出せないでいる。
バジルとかミントとか、プチトマト、レモン、、なんて夢はふくらむのだけれど。
友達に聞いてみても植物には虫は来るなあ、と言われるし、
そして虫への恐怖を伝えるとは?て顔になるし、、
初心者の植物の本を読んでみても、こういうのってもともと自然大好きです!植物育てるの大好き!
みたいなのばかりで、虫の項目でもふつうに取り除くことしか書いてない。

ものすごい虫嫌いな人がそれを克服しつつ植物を育てた壮絶ドラマ、みたいな本はどこかにないものかなぁー
とりあえず虫への覚悟が決まるまで植物はおあずけ。