今日のわんこのわんこが気になる

今日のわんこのわんこ、
今朝の子はとてもブルジョアだった。
小さな黒いチワワだったんだけれど、渋谷区一軒家在住。
犬だけど、わたしより年収あるんじゃないかと思うような暮らしぶり。

そんなことはどうでもいいんだけれど、、、何が気になったかって、
その子はフローリングが苦手で、床に敷いたラグの上にしかいたがらない、ということ。
ごはんを食べるのも、飼い主と遊ぶのもラグの上。
ふつうにみてたら、かわいいねーちょっと変わってておもしろいねーなんだけど、
妙にひっかかった。

飼い主と遊んでいるときに、ボールを投げられてそれがラグの外にいっても取りに行かない。
ラグのはじっこでボールを見ている。

なんか、すごい。
これ、すごい瞬間をみたんじゃないの。
ボールで遊びたいという欲求を、フローリングが嫌だという方が越えている!
犬がボールを追いかけたりすることというのは、ある種本能だと思ってた。


大昔にたしか授業で、不快に思ったり恐怖に思う感情というのは、
危険を避けるという意味でとても大切なものだとゼミの先生が言っていた。

このわんこにとって、
フローリングがきらい≒上に乗ると不快に思う≒じゅうたんを出ることは危険
とつながるのかもしれない。
ボールを追いかけるのは遊びであって、静止ができるものだけど、
じゅうたんを出ることはもはや危険につながるからわんこの動物的な本能で
絶対にそこからは出ない、ということなのだろうかな、、、、。

今日のきょうのわんこは深かったなぁ、とひとり思っていた。



トンカ書店にいったときに、ぽろっと見つけたこの本。
サニーディサービスのコーヒーと恋愛のきっかけになった本。

新しいかと思いきや1962年に書かれている。
読むと、話の流れや会話のテンポ、内容もとても現代的でそんなに前に書かれたものとは思えない。
時折はさまれる、あきらめるをかぶとを脱いだと表現したり、
テクシー(てくてくとタクシーの造語)という言葉。
それに、今の本よりもカタカナがよく出てくる。
その表現たちが、カラッとした明るさを出していたり、とてもかわいらしく思える。

「もうカブトを脱いじゃって、、、」←この言い方なんてすごくかわいい!

またおもしろい本に出会ってうれしいなぁ。
表紙デザインはサニーディの東京のアルバムをオマージュしてるけど、(デザインが同じひとだから)
コーヒーカップが宙に浮いてるのは妙ちくりんだわ、。