司馬遼太郎のファンがこっそり覗き見するような感覚になれる記念館

八戸ノ里に用事があり時間がすごく空いたので、
それを利用して司馬遼太郎記念館に行った。


自宅の書斎の様子がそとから覗き見できる。
雑木林をイメージした庭づくりになっているので、
ほんとにファンが司馬遼太郎の部屋をこっそり覗き見しているような気分になる。


外から中を見ても素敵だけれど、
中から外を見るともっと気持ちいいんだろうなぁと思う。


ここは、どうゆうイメージで作られたのかは?
たぶん後付の施設かな。
急に直島ぽくなる。


隣に資料館がある。
髪型が似ているつながりなのか(なわけないが)世界の安藤の建築。
窓がすごく大きくて、それも異なる大きさのガラスが配置されていてとてもきれい。
それよりも何よりも、ここで有名なのは地面から天井まである本棚。
資料集めの鬼だった司馬遼太郎の蔵書を再現しているらしい。
歴史から地理から野生のチンパンジーの話まで、、、

資料館には、たぶん表紙だけで箱だけって感じに展示されてただろうけど、
実際どこにそんな本置いてたんだろうなぁ。
重くて床抜けない?

帰ってきてから司馬遼太郎のこと調べていたら、
名字と顔つきでその人の出身地を当てる特技があると書いてあった。
たしかに、蔵書の中には各県ごとの名字辞典みたいなのがあった。
きっと、それ読み込んでいて頭に入っているのかもしれない。いやはやすごい。

記念館の出口に向かうところに、
二十一世紀に生きる君たちへという文章がある。
小学6年生の教科書に載っているもの。
その時に読んだら、読み飛ばしてしまっただろうけれど
大人になった今読むと背筋がしゅっとした。