生まれたときも死ぬときも、踊るときもひとり

ダウンタウンなうを見ていたら、それこそ盆踊りなうな情報が入った。
これを逃せばもう、盆踊りに参加することはないかもしれない。
そんな思いに突き動かされて、タクシー飛ばしてまで近くのお寺での盆踊りに行った。

わたしの記憶にある盆踊りは小さな公園で小さな輪で数人の大人や子供が
適当に踊っているというものだった。
しかし、本物は思いのほか大きな輪でみんなきちんとした踊りでぐるぐると回っている。
意気込んできたものの、気おくれしてしまってしばらくの間その踊りをただただ眺めていた。
そうすると80歳のおばあちゃんが(といってもそうは見えなかった)、
「私はもうおばあちゃんで足腰がしんどいから踊らないのよ〜、お若いから踊ってらしたら。」
と盆踊りの思い出を話しながらすすめてくれたので、やっと勇気をもってエイっと輪に入った。

ほんとうにリズム感というかダンス感がないので、右手あげてるのか何してるのかは
半周くらいはつかめなかったが、だんだんとわかってきた。
いっちょまえに手のしなやかさを気にしたりなんかして。
余裕が出てきて周りを見ると、浴衣を着た人もちらほらいて、雰囲気ある。
あと、基本さえできていたら、1回転したり、自分のリズムをとったりと自由度が高い。

グルグルと回り続けていると、それこそトランス状態になりかねないというか、
そんじょそこらのクラブで踊るなんかよりずっと楽しい、いいアドレナリン出てそう。
3周ほどしたらもう汗だく。

夏の夜の祭りにはこんなに楽しいことがあったのか。
家までの帰り道、ちょっと踊りながら帰ってしまった。



また別の日にカレーが食べたいと思い、1年ぶりくらいにはり重へ行った。
こんなにかわいいカレーだったかな。
全盛期の頃ならペロリだったが、いつのまにかこのカレーですら多いなと感じてしまうのがさびしい。

お店もとてもかわいかったな。これまで全然見てなかった。

髪もみじかく切った。
夏休みの思い出。