突然、相手がさも知っているかのように話し出すのは遺伝だわ

王子公園の高架下のお店やアトリエが金曜日1夜だけ公開しているというので、
どんなところなんだろうと行ってきた。

たいてい、どんなおもしろそうな場所でもひとりで行くのが常なのだけれど、
ふと、魔がさして、近くに勤めている父に電話をして一緒に見に行かないか、と誘ってみた。
金曜日はひとり立ち飲みデーだったらしく、もう会社のそばにはいなかったけれど、
わざわざバスで戻ってきてくれた。
自分だけのひとり立ち飲みデーがあるあたり、わりと親子を感じる。

趣味がわりと似ているので、というか、その趣味を引き継いだのがわたしなので、
高架下をああでもないこうでもないと言いながら回るのは楽しい、というよりとてもラクだった。

アトリエはなかなか興味深かった。
いったい家賃がいくらなのか、どれだけ改装にかかったのか、
わりと現実的なところに目がいったけど。
自由に改装できて、音が気にならない、というのはけっこういいかも。

これいいやん、と値段も含めてよかったのでドライフラワーの植物を買ってもらった。
これに関しては、趣味が違ったようで自分のほしいのをつらぬいたんだけど。

全部見終ったあとはお寿司を食べた。
急に呼び出したうえにおごらせるどら娘、
でも、回らないお寿司はすごく、感動的に美味しかった。


帰ってから気が付いたけど、
ひさしぶりに会うのにお互いの周囲の近況を聞かなかった。
母は元気か、わたしの夫は元気か、とか。

周囲に興味のないところ、それはあんまりよくない所だと思うけれど、
受け継いでしまったんだなー。